3Dプリンターの可能性♪

以前にもご紹介させて頂いたことがあるのですが、

海外のジュエリー作家さんが、ドラマティックでお洒落な動画を

YouTubeで配信していて、

毎回楽しく拝見しているのですが、

今回は、3Dプリンターを製作工程に使った

ジュエリー(リング)のメイキング動画を

見つけたので、題名とともにご紹介させて頂きます。






最近では、自動車も作れてしまうんじゃないか・・・というほど

話題を振り撒いている感のある3Dプリンターの存在。





秋葉原のコアな方々のフィギュア製作から、

工業製品まで、様々な分野で進化している

3Dプリンターの存在は、立体造形には もってこいのツールの

ひとつになっている印象です。


要するにパソコンで設計(描いた)した立体のデザインを

そのままインクジェットで積層して立体化して、

様々な素材に位相するための装置といった感じでしょうか。


ジュエリーの製作工程でも今や大活躍。


ほんの この10年の間に、かなり精度も上がって、

工房で作るジュエリーにも

実は すでに取り入れています。



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⭐️パソコンで3Dにデザインした造型物がそのまま樹脂となって形に出来る時代に進化しても……👏😲 ⭐️それがそのままジュエリーに変身できる訳じゃなく🤔 ⭐️一旦樹脂(インクジェット)からキャスト(鋳造)して18金にその形のままに変身🎶 ⭐️樹脂の積層面が18金に変わっても残ったまま凸凹😑18金に転換するのは象りした際に銀製よりシャープに仕上がるから👍☺ ⭐️ここから手作業でツルツル肌に👌ただし全部凸凹面を平坦にするだけだと削り過ぎて石を固定する爪部分が痩せてしまうとか石を安定して固定させる等その後の工程を考慮しながらあちこち調整してほどほど加減に👍️👍️👍️ ⭐️これでマスターピース(原型)の完成🎶 ⭐️この後は量産型に精密蝋型鋳造の工程に則って10個でも100個でも1000個でも作れる前段階の状態になります👏👏👏😍 ⭐️この工程までで出来上がったリング枠をさらに磨いて、ダイヤモンドを固定する作業まで前準備を進めます👌 🌟良質なダイヤが揃ったら石を止めて磨いて無事本製品の完成です😆🎵🎵3Dキャドからのキャスト量産型でも、ノウハウを持って完成まで各工程を工夫していければ良品に仕上がる🎉 〰️〰️〰️〰️〰️〰️ #ジュエリー #ダイヤモンド #エタニティリング #工房 #アイボリータワー #東京 @ivorytower.jewelry #love #instagood #photooftheday #fashion #beautiful #happy #cute #tbt #like4like #followme #picoftheday #follo

工房アイボリータワー☆上野御徒町☆さん(@ivorytower.jewelry)がシェアした投稿 -





パソコン上で描いたデザイン(3DCADソフト)をそのままの形で、

インクジェット(3D)プリンターで特殊な樹脂製に仕立てる

原型製作に主に使っています。


その原型を元にして、シリコン樹脂に閉じ込めて象り(型取り)して、

精密蝋型鋳造(キャスト製法)を経て、18金やプラチナ製の

ジュエリーへと変換させる工程です。



パソコンでデザインする(3Dcad)段階で、画面上で3Dの造形デザインを

イメージできるので、細かい部分も正確に忠実に再現できるのが

最大のメリットとなっています。


メインとなる原型製作に取り入れているので、

象りして鋳造工程を経ても、精度が失われないことに

当初は驚きを感じました。


今では、日常的に取り入れることが出来るようになったので、

イメージを思い描きさえすれば、あとは製品化するまで

スムーズに短時間で行えるようになりました。



とは言え、全てにメリットがあるわけではありません。

専用ソフトでデザイン、3Dプリンターを使って

狙い通りの立体造形物が作れても

その後の工程は従来通りの手作業が主体の

ジュエリー製作の工程になります。




キャスト(精密蝋型鋳造)工程を経て、目的の18金やプラチナに

素材が換わって、そこから完成品に向かう手作業は

道具の使い方にしろ、工程の順番にせよ

ある程度の慣れが必要になります。



また、手作業が上手に出来ても、最初のパソコン上での設計が

悪いと全てが台無しになります。



ゼロから手作りしていく従来の製法より、工程が簡素化できたり、

サイズ感を変更するなど、やり直しが比較的かんたんに出来る分、

製品化に試行錯誤、作り直しの必要性が起こりやすいのも

この3Dプリンターを取り入れた製法のマイナス面かも知れません。



さらに言うと、作ったものになんとなく味気がない。


機械のパーツ(部品)を作るならより良いと感じますが、

ジュエリーのような感覚的な表現となると、

実際精度は それほど重要では無いですし、

見た目の雰囲気が大事ですから、

機械的なモチーフとか、まっすぐに宝石を並ばせたいデザインとか、

歪みに違和感を感じるようなデザインにはひじょうに適していると

感じます。


正確さの必要のないやわらかな自然の手仕事が

逆に”味”に感じられるような作風には、

従来通りのオールハンドメイドが向いています。



冒頭でご紹介させて頂いた動画に出てくる指輪も、

このジュエリー作家さんのスキルを持ってしたら、

オールハンドメイドでも作れそうなほどシンプルなものですから、

工賃的な部分やコスト面など、何か目的があっての

製法選びだったのかなとも思います。


いずれにしても、石を飾る細工や、最終工程のピカピカに磨く作業は、

まだまだ手仕事がこれからも続くように思います。


まぁ、ジュエリーに限っては、同じ金属加工の分野でも

工業製品のような必需性も低く、

自己表現の代物だったり、何かの記(しるし)としてのものだったり、

お誕生日とかロマンティックな恋のスパイス的存在だったりと、

ぶっちゃけその物がどうとかよりも、人と人との繋がりとか心の部分が

欲求を刺激するものですから、

あまり機械に頼ることを考えずに、ちょっとした補助的機械として

今後も付き合っていくのが、正解なのかも知れません。



どちらにしても、僕のような半人前な職人にとっては、

使い方によっては、3Dキャドソフトと3Dプリンターの存在は、

かなり重宝な機械であることは確かです。


今後も、上手に活用して、ハイブリッド的(機械仕事と手作業)

ジュエリーをみなさんに楽しんで頂けるように、

創意工夫を続けていきたいと思います。




それにしても、動画のジュエリー作家さん、カメラワークや

BGMも併せて映像の感覚がお洒落だ!!


しかも、腕には”KAMIKAZE”、専用の機械も日本製がちらほらと、

日本好きな感じがまた好感が持てますね。


こうした感覚、見習っていきたいと思います。


他にも、製作工程が一般の方でも分かりやすい動画が

たくさん出てきますので、ご興味をお持ちの方は、

いろいろご覧になると面白いと思います。




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見やすいです。)














































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