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zoom RSS 貴金属とジュエリーとアクセサリー/ Noble Metal & Jewelry

<<   作成日時 : 2009/07/19 23:16   >>

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いまさらなんですが、今回は貴金属の特徴と、その価値についてのご案内です。



希少な貴金属を英語で表現すると”noble(立派な)”な金属、その名の通り、
立派で貴重な金属、銀・金・プラチナは、そのもの自体に価値がある商品です。

色の違い?・・・・たしかに色も違いますが・・・・(メッキ物が氾濫しちゃっているので、こうした誤解も・・・)
それぞれに特徴があり、色よりももっと違う特色や、それぞれダイレクトに金銭的価値があります。




まず、どれほどの価値があるかというと↓
http://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/
*実際工房でアクセサリーやジュエリーを製作する時の地金材料としての価格は、
この相場価格に手数料や加工費など加わり、+αとなっています。


たとえば10gのプラチナリングを製作する場合に必要な材料費は、
約4万円となります。工房ではこの材料費に、デザインや実作業の製作費用などをプラスして、
オーダーを承っています。




それぞれの特徴は↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%B4%E9%87%91%E5%B1%9E

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%87%91

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80




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貴金属の”雄”プラチナ、今日までに世界じゅうの鉱山で採取された量は、たったのバス一台分の量だそうです。
ひじょうに重さがあり、例えほんのひとかけらでも、日常的には感じない小さいくせに”重たい”物体です。

空気には全く影響を受けず、変色しない白い金属です。
また、高温・低温それぞれに耐性を持ち、溶解する温度も高く加工しずらかったために、
ジュエリーに適した素材として盛んに取り入れられるようになったのは、
歴史的に日が浅いそうです。

たくさんの種類の金属の中でも、ひじょうに希少で特出した性質を持ったプラチナは、
やがて、ダイヤモンドの普及とともに、それをマウントするために
石裏に変色が起こらないことや延展性・粘性により”最適な素材”として
ジュエリーの材料としても頻繁に用いられるようなります。



■他の金属には無いプラチナの特出した性質■

融点の高さ(ジュエリー細工の際、溶解や溶接に必要な温度は1500度から2000度)
による耐熱性。

耐熱性は、高温だけでなく、超低温にも耐性を持つ。

高い触媒特性。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%A6%E5%AA%92

医療用にも多用され、アレルギー反応や拒絶反応はほとんど無い。






同族貴金属のパラジウムを混ぜて合金とし、10%パラジウムを混ぜた際は、Pt900
5%パラジウムを混ぜた場合は、Pt950として、製品の素材として使われています。

ネックレスなど、チェーンの材料に使われる場合は、Pt850素材(純プラチナ85%)のものも多く存在します。

極小の細い爪状でも、特徴ある粘性でけっして折れることなく、極小ダイヤをしっかりホールド出来ることが、
ハイエンドなジュエリーや時計などの素材として使われている理由のひとつです。

ただ、需要に間に合わない採掘量のため、ひじょうに高価ということが、長所でもあり、
欠点でもある金属です。

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続いて、”金=ゴールド”ですが、

”黄金の国ジパング”と鎖国時代にネーミングされた日本でも、”金”は馴染みの深い金属で、
ご存じの通りはるか昔には佐渡の金山や各地の金山でも盛んに採取されていた時代がありました。

また、”お金”の名の通り、金(きん)そのものに価値があり、貨幣として流通していましたので、
希少な金属として広く認識されていたと思います。

ジュエリーやアクセサリーの素材としては、プラチナほどではないですが、
やはり非日常的な重さを感じるので、他の素材とは一線を画しています。
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純金(K24)は、純プラチナ同様、そのままではやわらか過ぎて変形したり、
すぐにキズだらけになってしまいますので、
銀や銅をミックスして合金にして装身具材料として使われています。

24分率で表わされる18金は、18÷24=75%の純金と、残り25%を銀と銅を配合し、適度に硬さを持たせて
さまざまなジュエリーやアクセサリーの材料に使います。
ヨーロッパでの18金製品の表示は、プラチナ同様に1000分率で表記され、
純金75%を示す”750”の金性刻印表示が主流のようです。

また、米国では14金(14K)が主流だったり、インドや東南アジアでは従来やわらか過ぎて
作りづらい純金(K24)を用いたジュエリーが主流だったりと、お国柄によって好みが分かれるようです。

準じて
14金は、14÷24=58,3%が純金、10金は、10÷24=41,6%が純金で、 
残りは銀と銅を混ぜた合金です。

18金よりも14金や10金は、シルバーの成分が多くなるので、やや白っぽい色合いが特徴です。

また、純金の割合が少なければ、相応に地金の価格も安価になります。

流行りの10金ピンクゴールドは、純金が半分以下の成分で残りは銀よりも銅を
多く含んでいるため、硬く脆さがあり、石を留める爪は細いと折れやすくなるなどの性質があります。
見た目に金製品のわりに赤み(ピンク・桃金)が強いのは、この銅の色あいが影響しています。
さらに銅の成分が多いと、変色が起こりやすい性質にもなります。




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cf.... 10gの18金製のリングには、純金7,5g/純銀1,5g/銅1g が使われています。
  



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ホワイトゴールドは、もともと黄色いはずのゴールドに、プラチナ属の金属:パラジウム(一部ニッケルの場合も)と、
銀を混ぜて白くした金属のことです。”白金”と混同しやすいですが、”白金”はプラチナのことで、
ホワイトゴールドのことではありません。


合金の割合(金の純度)が純金75%なら、”K18WG”となります。

また、ホワイトゴールドという合金は、パラジウムの成分が少ないと元の金の色(黄色っぽさ)が残り、
割金として使うパラジジウム自体が高価な金属なので、コストダウンのために
既成品の多くは、ロジウムメッキを施して、さらに白さを補っている製品が多いです。

このため、使っているうちにメッキが薄れ、やや黄色みを帯びてきます。

こだわる方には、パラジウムを15%・純金75%・銀10%の割金した
メッキをしなくても、銀色に輝くホワイトゴールドがおすすめです。
工房でホワイトゴールド製で製作する際には、この割金成分の地金材料を積極的に使っています。

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続いて銀:シルバーの特徴のご案内です。


シルバーもまた、純プラチナPt1000や純金K24と同じように、純銀そのままではやわらか過ぎて、
製品として使えないので、銅を混ぜて950(銅5%)・925(銅7,5%)として
様々なアクセサリーの素材として使われています。

950だから価値があると思われがちですが、たとえ銀が2,5%多くても、残念ながら
冒頭の相場価格を見ればその価値の差は”無い”に等しいです。

ただ、950の方が若干やわらかいので、手作りする原型製作の際は
加工がしやすいというメリットがあります。




ストレートに地金の価値としては、金やプラチナと比べてかなり安価ですが、
金やプラチナには無い特徴があります。

装身具としての”銀”は、肌馴染みがよく、適度に変色を伴いながらも退色しつつ、
手入れさえ怠らなければ、
優しい色あいでところどころに銀色に輝くいぶし銀が”粋”とされ、
昔から親しみやすさで愛好されてきました。


プラチナやホワイトゴールドといった、ほとんど変色しない、やや冷たくて硬い印象の”ホワイトメタル”と違って、
実際にやわらかい材質の銀の自然な風合いが、身に着けたときにも優しく感じるのだと思います。


一番銀色に白く輝くのは、プラチナでもホワイトゴールドでもなく、実はシルバーだったりします。

その他の大きな違いは、”軽いこと”でしょうか。

たとえ大振りなアクセサリーを作っても、重くならないというメリットがあり、
特にバングルやリングなど、とても金やプラチナで同じものを作ったら”重た過ぎて”とても身に着けられる
代物にならない場合でも、
シルバー製ならば適度な重量感で身に着けられる”現実的”な
装身具に仕立てられます。

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欠点は、真逆にそれを長所とする”変色を伴う”ということが挙げられますが、
この点は、作品のデザインによって、欠点ということになりますし、”自然な風合い”として
長所として捉えるケースと二分しているような気がします。




たとえば、”ジュエリー然”とした石がたくさん並んだデザインには、石の裏の変色で石の輝きがくすんで
しまうことが欠点になるので、必然的にこの”変色”を抑えるために”コーティング=メッキ”を
施すことになります。(ロジウムメッキやプラチナメッキなどなど・・・)
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特に女性ものの”ジュエリーっぽい”デザインの装身具・リングやネックレスは、
石の裏が変色しては台無しになってしまうので、
全体にメッキを施してハイジュエリーと変わらぬ
キラキラした輝きを保つ効果を持たせます。



シルバーの変色を”良し”とする作品には、自然なモチーフをデザインとした
ネイティブアメリカン系のアクセサリーをはじめ、
いぶし(黒染め)を施して影をつける効果で立体感を表現した
いわゆる”造形もの”のアクセサリーなど、
サイズ的に大振りに作っても、決して重くなり過ぎない長所と合わせ、メンズものの
シルバーアクセサリーに代表される作品群があります。


また、ヨーロッパやアメリカのアンティークものにも、魅力的なシルバーアクセサリーが多く、
退色しながらも、身に着けて自然に磨かれ”いぶし銀”に輝く雰囲気は、
金やプラチナでは表現できない魅力があります。



表面にメッキを施さなくても、毎日身に着けて肌や衣服に触れること、
たまに着ける場合は、着け終えたら流水で洗いよく乾かし、ジュエリーボックスか、
封が出来るビニールのパックに入れておけば、
早々に変色(茶色または黒く)することは防げます。

一番変色する使い方なのは、着けて外して、そのまま置いて放置することです。

数日後には”うわっ!真っ黒!”となって、さらに放置・・・・・・是非磨きましょう!


また、夏場は特に汗や皮脂が付いて汚れますので、メンテナンス(拭く・磨く)は欠かせません。

早期に黒く変色するのは、シルバー製品をはじめ、真鍮など銅が含まれている金属ですが、
金やプラチナ製品でも汚れがつくのは当然で、服や靴と同然、日常的にクリーニングは必須だと思います。

*金製品でも、銅の割金が比較的多い、10金ピンクゴールド製などでも、
変色(錆び)は起こります。

メンテナンスが面倒な方には、たとえばペンダントの場合、チェーンをプラチナ製にして、
トップはシルバーや金やプラチナなど、その日の気分で好きなものに換えて着けるのもおすすめです。

あとは、金でも銀でもプラチナでも、着け終わったら軽く拭いて、専用ケースに入れて仕舞っておけば、
それほど気を使わなくても、いつもきれいな状態で楽しめると思います。


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工房では、それぞれの素材を使って、ハイジュエリーと同等の高価な貴金属を使っていても、
フォーマルなデザインではなく、カジュアルなモチーフのデザインを用いて、
”日常的な贅沢”を狙っています。

それは、たとえばジーンズやTシャツといったカジュアルなリアルクロージングでも、
素材感を追求して、上質でフォーマルなスーツ並みのテイストに表現したアパレルの傾向と
リンクさせたことによるものでもあります。


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もちろん、ご予算に合わせて製作できますので、シルバー製に合成石を使ったモデルも
たくさんオーダーを承っていますし、ご予算に余裕があれば、そうした”より上質な素材”を
使ったスペシャルモデルも製作承っています。


ただ、シルバー製の場合は、その素材の価値よりも、製作作業費の方が勝っていますので、
人件費の安い海外で量産されたものが多い既製品と比べると、”made in Japan"の
工房のシルバー製の製作品は、コストパフォーマンス的には同等か劣勢かもしれません。


同モデルでも18金やプラチナ製といったオーダーの方が、
既成品よりも、圧倒的にコストパフォーマンスが高く、リーズナブルな設定となっていることを
付け加えておきます。

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貴金属の価値感をしっかりとお持ちの方には、おかげ様で大変好評を頂いており、
リピートのお客様が多く、
それ故に、こうしてブログにたくさんのアクセサリーを製作してご紹介させて頂いております。



でも、一部には残念ながら、工房のブログに掲載するアクセサリーが、カジュアル過ぎるからでしょうか?、

「シルバーだといくらで、プラチナだといくらですか?」といったお問い合わせがひじょうに多く、
100倍(比重の違いでさらに160倍)近く材料費が違うこの2種類の価格差を
認識されてのお問い合わせなのか、
もしかして”色”?や質感の違いのことと勘違いされてのご質問なのか、微妙な印象を持たざる得ません。
または、メッキものと勘違いされているのでしょうか?


工房ではメッキの加工は個別に承っていますが、オリジナルの作品には
ブラック・ルテニウムコーティング以外は
積極的に取り入れてはおらず、素材そのものの色や質感を大切にして表現しています。


また、石のセッティングにおいても、接着材を使って”くっつけている”のではなく、
枠を作ったり、直に地金に穴あけして爪を作って、1ピースづつ留めていますので、
たとえ一粒でも相応の工賃を頂いています。

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■工房のサイトには、料金表も掲載していますので、ご参考まで。■
*2003年から材料費の地金の価格は高騰しましたが、工賃の変更はありません。*
http://www12.plala.or.jp/ivory_tower/order_made.html

_______________________________________________
■■■↓は、当工房での製作に必要な材料コストについてです。


10gのシルバーリングを製作するのに必要な銀材料のコストは、約1200円です。

まったく同じデザイン(体積)のリングを、もし18金製で作った場合の材料コストは、

10g×約2500円(相場により変動)・・・と思われがちですが、実は金属の比重の違いにより、

シルバーで10gの重さのリングとまったく同じものを18金で作った場合は、約16g位の

重さに仕上がります。正しくは16g×約2500円(相場により変動)ですので、材料費として

約40000円かかることになります。



これが、プラチナ製で作った場合の材料コストは、またまた比重の違いにより、

シルバーで10gの重さのリングと全く同じデザイン(体積)のモデルをプラチナで作った場合の重さは、

約23gに仕上がりますので、92000円が材料コストとなります。



これが、銀と金とプラチナを比較した、現実的なダイレクトな金銭価値の違いです。
______________________________________________


現在工房で製作している各モデルをそれぞれゴールド・プラチナ製で作った場合は、
上記の材料コストの他、デザイン代+製作費用は別途となっていますので、
相応にご予算をお持ちでないと、残念ながら材料代にもならない結果となってしまいます。
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また、工房で製作するモデルの最近の傾向としては、特にペンダントトップ(チャーム)など
サイズを小ぶりにミニチュア化して、たとえゴールドやプラチナで作ったとしても、
手頃な価格帯で楽しめるように、バランス良くまとめたモデルを多く製作しています。



最後に、ジュエリーの市場が落ち込む一方と聞きますが、不明瞭で怪しい価値感、
根拠の無い売価など、”価値あるもの”の神話が崩れ去ったことが原因の一つかなぁと
思います。

本来”お宝”であるはずのジュエリーが、本当は”安もの”だったりしては、
がっかりですしね・・・・

それを身に着ける意味や”夢”という、精神的な部分ももちろんありますが、
普段着けて楽しめるリアルアクセサリー・ジュエリーには
そのスペックに見合った適正な価格帯が存在すると思います。

そして、適正な価格というのは、作る人も(売る人も)、それを手に入れた人も、
三者が共にに満足できることだと思います。



共感頂ければ、幸いです。




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