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zoom RSS 'スマイルペンダント' の中味

<<   作成日時 : 2016/12/07 00:48   >>

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画像




冒頭以下の画像は、ご好評頂いています、リニューアルしたての

 ”NEW10mmスマイルペンダント”  です。




今回、クリスマス向けに、”FOR SALE”と題して、画像のネックレスチェーン付き

(女性の方にお着け頂く細身のサイズ/全長40cm)

        78,000円税込み送料無料    ・・・・ご成約済み




という企画で販売する予定で、通常のスタンダードモデルの上部の

バチカンリングを変更して、代わりに細身のネックレスチェーンに合わせて、

小さな丸いリングを付けて、

”一点もの”で作ったのですが・・・・・




出来上がったそばから、すぐに、

とあるお客様にお買い上げ頂いてしまったので、(今回もありがとうございました

急遽、タイトルを変更して、こちらのペンダントの仕様内容と価格の解説を

”解体新書”と題して掲載させて頂きます。






お買い上げいただいたお客様からは、先ほど

 「想像以上の出来」 

とのことで、ビックリされたご様子のメールを頂戴しました。


ちょうど、出来上がったその日に、何かプレゼント用に?  ということで、

お問い合わせ頂き、これまでご注文頂いたアイテムと被らないものをと思い、

お客様の方から、”スマイル”は?と聞かれたので、これは何かのご縁と思って

出来立てホヤホヤをご案内させていただいて、

即決してもらって、嬉しい限りです。




画像





まず、こちらのペンダントトップ、素材は18金製(イエローゴールド)です。


18金とは、75%の純金と、残りの25%に銀と銅を混ぜた合金のことです。


なぜ混ぜるかというと、装身具としての硬さを出すためです。

24金すなわち、純金のままでは、やわらか過ぎて、曲がったり変形したり、

キズが付いたりと、とても装身具として成り立つ硬さではありませんので、

他の金属と混ぜることによって、適度な硬さに仕立てているというわけです。



純金が24金ですから、18金は18÷24=0,75  イコール75%(750)という

ヨーロッパ表記になります。14金ならば約58%、10金なら約42%が純金で、

残りは銀と銅が成分ということです。


金の純度が少なくなっていくほど、硬さが増し、色も薄くなっていきます。

当然、金と銀と銅では、1グラムあたりの単価は雲泥の差ですから、

金の純度が低いほど、お安くなります。


ただ、値段が安いから、値段の負担が少ないと思われがちですが、

結局ご自身で支払った分、品物の価値として戻ってくることと同じなので、

セコさの感覚的にも、素材の純度は落とさずに、金属特性のバランスが良く、

色味も良い、価値も高い18金をおすすめしています。というか、14金・10金製品・・・

ここ数年作ったことがないです。







紛らわしくて覚えづらいですよね。ヨーロッパではそのままの数字”750”が

18金と同じ素材なので、なぜプラチナは900とか950、シルバーは925といった、

割合をそのままに表記するのに対して、

国内は米国に合わせて24K(分率)を使っている理由が

いまいち分かりません。いっそのこと、%表記に統一してしまえばと感じます。




仮に純金1グラムが5000円だとすると、18金はその75%ですから、

3750円ということになります。残りの銀は1グラム60円強、銅はその1/10以下

ですから、18金素材は、ほとんどの価値が純金の部分にあると思います。



仮に、買うときは1グラム3750円、売るときは概ね3500円位の見当でしょうか。

(地金を売却する際は、最寄の地金商で成分を確認してもらって

売却/現金化するのが通例です。その際、若干の手数料が掛かるため、

こうした表現をしました。ちなみに、今日現在の18金の相場価格は、概ね3520円です。)



例えば、18金製の10グラムの指輪を売ったら、手元に35,000円位の現金に換えられる、

という感覚ですから、金製品には、即効性の換金力が備わっているということです。


そう、金(きん)は、昔は通貨そのままが金(きん)でしたから、

お金とまったく同じ価値があると、自然と認識していたことと想像しますが、

今の時代、お金の素材は、紙かニッケル・銅合金といった、金属素材自体には

金(きん素材)よりも遥かに価値がないものに下がったので、金=価値が高いという認識は薄らいだと

想像します。。
 



でも、実際のところ、金製品にはその重さに見合った価値が確実に備わっている

といったところでしょうか。



その一方で、若い人の中には、金属の色のこと、すなわちゴールドを”色のこと”だと

勘違いしている人も、ごく稀に居るようですから、

学校で習わなかったことだからと無知さに胸を張らずに、金をはじめ銀やプラチナといった

貴金属の価値観というのも、大人になる前に知っておいて損は無いと思います。





でも、立派な大人の人でも、”750 (GOLD)”といった刻印を見て、

即、それが18金製のもの同じと思い浮かぶっていう人も、意外と少なかったりするので、

若いからとか、歳を重ねているからとかに関わらず、興味があるか無いかの

違いかも知れません。


また、服装が着物が中心だった江戸時代の和装文化から、洋装に変わって歴史が浅い国、

日本では、特に肌に直接身に着ける、装身具類に関して、根付いた文化度も低く、

歴史の無い空白の時代を長く過ごしたせいか、DNAに選択眼・審美眼は十分に

備わることなく、イメージ的には”和洋折衷的な感性のまま、

一種の擦り込み的に広がった海外製のブランド品を好む風潮はいまだ払拭せず、

素材の性質も正しく認識することなく、

材料的な交換価値が100万円に満たないにも関わらず、

有り難がって500万円でも買ってしまうような、

ただ広告のイメージだけに夢を馳せる傾向にあると感じます。



本来は、メーカー問わず、音楽を聴いたり、絵を見たりして、

その人それぞれの感性で、美しく感じるものを、

それを自分の中の対価と見合っていると感じたものを

求めることが、正しい方向だと思うのですが、

何が良いのか根拠もなく選べないことが根底にある”偏り”で、

着けて自分が満足することより、周りから見てもおかしくない、安心できる

右へ習えのブランド志向は、まだまだこのまま続くような気もします。




作り手としては、本当の意味で、

美観と価値が十分に備わったジュエリーを身に着ける”贅沢感”を

特別なものとして崇めずに、普通の生活の中で楽しんで頂きたい

と思うのですが……

交換価値ばかりをアピールしても、

これがなかなか理解されるまでは遠い感じですかね・・・・



と、ちょこっとまた脱線気味だぁ・・・・


取り直して・・・





さらに、装身具類の素材で人気の高いホワイトゴールド(WG)というのも、

案外”曲者”だったりします。
18金とか、14金または10金というのは、

合金の純度を表すもので
、それぞれ純金の割合が75%・58,3%・41,6%

の合金になっていれば、その成分の中の純金に応じて、

価値(価格)が決まっています。残りの”%”を、混ぜ合わせる金属に

代表されるのが銀や銅ですが、それ以外パラジウムというプラチナ属の

金属を混ぜて合金にしたものが”ホワイトゴールド”です。


人気の理由は、素材の特性に関わらず、その名前

”ホワイト・ゴールド”というなんだか、魅力あるネーミングにあるのかも知れません。




ところが・・・・



例えば、18金ホワイトゴールドといったら、国内のジュエリー業界では、

75%の純金に、銀と、この”パラジウム”を混ぜ合わせた合金のことを

一般的に指します。


残りの成分25%のうち、すべてをパラジウムを混ぜて”ホワイトゴールド”に

仕立てた場合、見た目は銀色の合金になります。


金はそもそも黄色い金属なのですが、プラチナ属のパラジウムを混ぜることで、

まったくの銀色に変わるから不思議です。




ただ、少し黒っぽい銀色です。

ちなみに、このパラジウム、結構お高い金属で、”レアメタル”といっても

正しいでしょうか?その希少価値から、今日現在の1グラムあたりの値段は、

3000円近い金額です。


スタンダードな18金イエローゴールドの値段が3500円近辺ですから、

18金に近いパラジウムを、よりたくさん混ぜた合金(ホワイトゴールド)は、

その素材自体が、高額気味であって然りだと思います。


余談ですが、プラチナ900(純プラチナ90%)よりも、

18金ホワイトゴールド(パラジウム18%)の方が、今日現在では

1グラムあたり300円近く高額です。(パラジウムの割合や、比重の差で

まだまだプラチナ製品の方が高いです。単純に素材としてみた時の違いです。)



一般的には、18金ホワイトゴールドの場合、純金が75%、銀が15%、

10%がパラジウムといった内容の合金が貴金属商品、

指輪やペンダントやなど装身具に使う素材としてもっともスタンダードです。



この割合だと、製品に仕立てるのに、バランスが良いというか、

扱いやすいというか、国内ではごく一般的です。


ただし、そのままだと、色は少し黄色みを帯びていて、

”シャンパンゴールド”といった感じに見えます。


コーヒーに砂糖とミルクを混ぜるように、いくらミルクを足しても、

コーヒーの色が消えない感じと同じでしょうか・・・・



そこで、今度は仕上がった(磨きを施した)状態に、ロジウムというプラチナ系の

メッキコーティングを施して、その黄色みを完全な銀色にお化粧するというのも、

国内のジュエリー業界では一般的な工程として浸透しています。



つまり、みなさんがご覧になっているホワイトゴールドの製品というのは、

ほぼほぼ、このメッキの色味を見て”銀色”と認識をされているのが実情です。



じゃあ、メッキが不要な前述のパラジウムを多く混ぜたホワイトゴールドを

素材に使えば良いと思われがちですが、残念ながら、かなり素材として

高額気味になります。


元々、ホワイトゴールドは、現在ではアレルギーの原因として使わなくなった

ニッケルという金属と銀を混ぜて銀色のゴールド、

すなわち”ホワイトゴールド”としていました。

当時まだ、18金イエローゴールドと値段がほぼ変わらない材料だったので、

プラチナの価格が高額(純金の約2倍)といった相場観が長い間続き、

その希少なプラチナの”代用”として、安価なホワイトゴールドに人気が集まったと

想像します。



現在ではどうかというと、地味な印象のプラチナよりも金の方に人気が出て、

1グラムあたりの値段の方も同等になってきたので、

無駄に重たいプラチナよりも、まずまずの重量感のあるホワイトゴールドを

多用することになっている感じがします。




でも、当工房、このホワイトゴールドは、表面にメッキ加工が必須で、

時期がくれば、またメッキが褪色して黄色味が出てきてしまうことや、

混ぜる金属のパラジウムが高価で、プラチナとそれほど材料値段が変わらないこと、

そして、これはかなり専門的な話ですが、ジュエリー製品の工程が”キャスト”という

融かした金属を型に流して、形やデザインを作っていく工程のため、

この製法でホワイトゴールドを素材に使うと、見た目と大きく違って、かなりやわらかい

仕上がりということで、敬遠しています。



現状、特にお客様からのホワイトゴールドのご指定がなければ、

18金製のイエローゴールドやピンクゴールド以外で、

”銀”のような変色を伴わない金属材料としては、やはりプラチナの方に

軍配が上がると感じて、当工房では銀色(ホワイトメタル)が良い場合、

お好みの場合は、ほとんどのお客様にプラチナ900を

おすすめしています。



それから、”ピンクゴールド”という金属、こちらは、銀と銅の割合で、

銅を多くすると、金が赤みを帯びて独特の桃色(ピンク)金になります。


こちらも、見た目の甘めのやわらかさの雰囲気と異なり、銅の成分を多くすることで、

かなり硬い金属に変身します。


お客様の目線からすると、どの色にしようかな・・・といった感覚だと思いますが、

実際には、その素材それぞれに特性・個性があり、

作る上では、かなり感触が変わってきます。



前述のホワイトゴールドは、ふにゃーっとした感じにやわらかですし、

ピンクゴールドは硬く脆い感じ、プラチナはいつまで磨いてもなかなか

光ってくれない、さらに溶接作業でも、指輪のサイズ調整でも、キャスト工程での

不具合など、いろいろなメリットデメリットがあり、長くそれぞれの金属に触っていると、

やはり18金イエローゴールドとシルバー925(純銀92,5%+残り銅)が

バランスが良く、仕上がりの美しさにその特性を感じます。


もちろん、銀製品は、メッキを施さないままだと、常に磨いて変色と付き合わなければ

ならない分、”いぶし銀”の名の通り、使っているからこその”味”が出ます。

なんだか、肌なじみもよく、自然な風合いに独特の魅力があるのですが、

それが人によっては面倒と感じたり、一方では”金”は派手過ぎていやだという人も

いらっしゃいます。



それぞれが、色あいのことだけでなく、個性があって、その特性を知ることで、

長く愛用頂けるような気がします。






と、まぁ、材料素材のうんちくだけで、こんなにも長くなってしまい・・・


もっともっと、話せば深い話になってしまいますので、金属素材の話はこの辺で・・・






さて、そんな素材の中、18金イエローゴールド製の今作スマイルペンダント、

(ネックレスチェーンの方も同じ素材18金)

1グラムあたり、今日現在で3500円位、ペンダントトップの重さは

約3グラム(完成重量ではなく、製作に必要な重さ、完成重量はこれより少ない)です。



 @ 単純にペンダントトップの金の材料費は3500円×3グラム=10,500円です。 




そして、次はネックレスチェーンのお値段です。

こちらは、当工房で作っているわけではなく、製品仕入れとなります。


チェーン専門のメーカーを古い呼び名で、”製鎖”と言います。

国産の大手メーカーさんのチェーンを仕入れていますので、

品質は抜群です。



今回のスマイルペンダントに合わせたのは、全長約40cm、37cm位置に

長さ調整用の丸カンが付いていて、3cmほど短く着ける選択ができます。


スタイルは、女性向けの細いアズキチェーン、チェーンのこま1つずつに

カット面が入って、着けるとキラキラするのが特徴です。




お値段の方ですが、当工房ではエンド部分の止め金具(引き輪とキャッチ板)

2ヶ所とも、連結の小さな丸カンのスリット部分(すなわち口)をレーザー溶接して

います。



これは、よく「チェーンが切れちゃった!)といった修理依頼時に、

切れたという部分をよく見ると、大抵チェーン本体が切れたのではなく、

連結部分の丸カンが伸びて、

口が開いて金具すり抜けてが取れているといったケースばかりなので、

どうせなら、その弱い部分を溶接で補ってしまおうとはじめてから、

当工房でお買い上げいただく18金製またはプラチナのネックレスチェーンは、

この口閉じ溶接の作業を、ごく当たり前のように行うようになりました。




大切なペンダントトップが、こんな些細なことで紛失となったら、かなり残念ですから、

細かい部分ですが、気を遣っています。


ちなみに、一般商品は、この丸カンの口部分、開いたままがほとんどです。


まぁ、そんな工夫もあり、調達の手間代も含めて、


細身のチェーンに限り、


   A ネックレスチェーン 10,500円     の設定をしています。




続いて”核心部分”の ペンダントを飾る ダイヤモンドのお値段です 


またまた、話しが長くなるので、端的に解説しますと、

両目に飾ったブルーのダイヤモンド、

これは、人工的に色染めした 青いダイヤモンドです。


透明の普通のダイヤを処理して、青い色に変化させたダイヤなので、

ベースのダイヤモンドの値段に少し加工代が加わっています。


1粒 5,650円・・・・これが両目分2石なので、11,300円です。


そして、周囲に飾っている透明のダイヤモンドの方は、

全部で26石です。


スマイルの目と口部分を除いて、全面にダイヤモンドをちりばめていますが、

直径約1cmの面積でも、中心を盛り上げた立体感を出したデザインですから、

当然、ただのまっ平らの板に並べるより、若干面積が広くなり、

石の配置もそのアールに合わせて緻密に行っています。


結果、石のサイズは大小合わせて26石になりました。



詳細は、大が8石、小が18石です。


この小さな26粒のダイヤモンドの値段は、

大が一粒あたり、1,,400円 小が一粒あたり 850円です。


それぞれ必要な数で合計すると、11,200円と15,300円です。


両目のブルーを合わせて、全28石で飾って、ダイヤモンドの石の値段を合わせると、


 B飾るダイヤモンドの石、28石 全部で37,800円です。 




上記のダイヤモンド(ブルーを含む)の値段というのは、

一般の人が誰でも買えるお値段だと思います。


今はほとんど利用していませんが、昔この仕事をはじめたばかりの頃は、

現在のような取引業者とのご縁がまったく無く、素人同然からのスタートでしたから、

よく東急ハンズの彫金売り場を利用していました。


その彫金売り場から、専門業者さん(といっても一般小売してくれます)を

紹介してもらって、そこで営業してた、

今の奥さんと知り合って結婚しました。(余計な話しですみません・・・笑)


おそらく、どのダイヤモンドも誰もが単体、

一粒で購入できるだろう、参考価格として挙げさせて頂きました。



石のランクは、すべて並質(Iクラス)の想定です。

これが、仮に最上級クラスだったとしても、

倍以上の値段にはならない価格帯だったりします。(国内小売相場で)




今回は、一般の人でもダイヤは一粒から普通に買えることを

お知らせしたかったことと、(東急ハンズ以外でも、小売している業者さん存在します。)

もし、ダイヤモンドをジュエリーを作る”材料”として購入できる値段は

いったい、”いくらなの?”という疑問の

両方をお伝えしたかったので、参考価格として表記させて頂きました。





みなさんは、ダイヤモンドと聞いただけで、漠然と高いと

感じられて当たり前だと思います。




でも、例えば食材だって、洋服だって、革製品だって、車だって、

ピンきりなことをご存知なように、ダイヤモンドもピンきりです。

また、小さい石をたくさんの数を使えば、1石1000円で”安いな”と感じたとしても、

100石なら10万円です。指輪で300石飾るなんてこともごく普通に

ありますので、掛け算したら、小さいのに意外と高くつくのもジュエリーの定石です。



さらに、現状では、テレビの通販番組ほど、最低の質、価値のまったく無い質の

ダイヤモンドをあたかも安いとうたって、ひじょうに残念な販売をしていたり、

特上品クラスのダイヤモンドでも、本来は石単体で20万円位で買えるものが、

高級ブランドの製品、指輪やペンダントが、そのダイヤモンドと同等のクラスを

飾ると一気に百万円代に変身するといった破格に高い値段に育って

販売されていたりと、上から下まで、価値に見合ってないものがたくさん存在するので、

どれが果たして正しい適正値段なのか、

一般の人たちには、まったく意味不明なことだと思います。




無論、僕自身も、たとえば雑誌に載ってる、かっこいい腕時計に目が止まったとしても、

その値段が5万円のものなのか、500万円なのか、値段を見なければ、

それがいったい”どんなもの”なのか判断できないように、

値段という指標も、内容を知る上で案外大事なことだったりもします。


ただし、その値段の中身が信頼できるものなのか、

本当は”燃えないゴミ”と化すかなのは、かなりの経験値が必要なのかも

知れません。ジュエリーは、燃やして融けた”塊”でも、

金やプラチナならば、その重さで即現金化できる力を持っていますが、

腕時計となると、材料代というよりも、技術やデザイン性に価値があるので、

その中身の価値判断は、なかなか難しいところです。




仮に今回のスマイルペンダントが、30万円、18金チェーンも付いて

”特価販売”ですよと表現してしまえば、もしかしたら、内容うんぬんよりも、

ダイヤが付いているから、きっと質が良いものだと

ごく普通に認識されてしまうのかも知れません。



そんなわけで、自分がデザインして手の中で作った製品に

”値段を付ける”というのは、大体の材料代が

ぱっとすぐに思い浮かんで、暗算できてしまう頭では、かえって難しいものだったりします。


それにも増して、ちょっと手が空いた時間で、

ぱっぱっと、作れてしまうようになってしまった今では、

いくら特殊な能力が必要だったり、相応の時間を要したり、多くの専用道具が

必要だったとしても、近しい人で気に入ってくれるなら、材料分損しなければ

まぁ、いいかなぁと一瞬思ってしまったりするのも正直な部分です。





と、また脱線方向なので、話を戻します。



上記の太字 @ A B の合計が、今回のスマイルペンダントを作る上での

”材料代”となります。(地金・チェーン・石)



さて、ハウマッチ?   計算してみると・・・・全部で58,800円です 。 




通常設定させて頂いています、こちらの10ミリスマイルペンダントトップ(ダイヤモンド仕様)のみの販売価格は、

89,000円+消費税〜ですので、税込み価格は96,000円〜です。



画像




この価格設定の仕様では、さらに、上部に5石ダイヤモンドを並べた、

チェーンを通すための楕円リングが付いたモデルとなっていますので、

パーツとダイヤが増える分、少し高めの設定をしていて然りです。


↓こちらは、ご好評の9ミリファットスターダイヤペンダントとの組み合わせ。

もう1種類、上部のバチカンリング固定のタイプもあります。

画像



↓こちらは、スマイル全面のダイヤを飾らず、上部の楕円リングと両目に

それぞれ石を飾ったタイプの金無垢スマイルもあります。

画像



今作特価品の場合は、その楕円リングの代わりに、ネックレスチェーンを

組み合わせて、セット販売になっています。



上記計算のご紹介の通り、材料のコストとしては、58,800円の内容のお品物を

税抜き/送料分も差し引けば、で概ね72,000円での販売ですから、

当工房の製作活動収益として、約1万3千円が取り分となる計算です。



78,000円で販売して、2万円近くも 儲けが出るならいいじゃん!!と感じる人も

中にはいるだろうと思います。


ですが、この58,800円という数字は、ただ”バラバラ”の材料の状態です。作る工賃入れてません。


この材料だけを販売して、2万円の儲けが出るなら無論”御の字”ですが、

残念ながら、そんなバラバラなもの、誰も買いませんから、

スマイルの形に作って、ダイヤモンドを正確に綺麗に飾り、

綺麗に磨いて、チェーンを通してセットして、金具の連結部分の溶接を施して、

完成するまで、すべて1人で作業を行っても、結構な労力と時間が掛かりますね。



まして、スマイルのペンダント本体を作るには、原型製作という

モデルの基になるものをあらかじめ作り、石の配置も設定し、

複数作れるように型を作らなければ、2つと同じものを作ることも出来ません。



要するに”開発費”の部分ですね。




売れるか売れないか、分からないまま、お金(自費)を掛けて

基礎を作るのは、結構リスクを伴います。


また、そうした基礎の部分がしっかりできたとしても、

今度は、各材料を仕入れなければなりませんし、

ユーザー様へ直販とはいえ、製作前にある程度の資金を動かして、材料の

在庫を確保していなければなりませんし、小規模な工房といっても、

専用工具の多い、宝飾製作の世界では、作る環境や道具も常時準備し、

整えておかなければなりません。



また、自分の手が、別の作業でいっぱいで、一部だけでも工程を外注して、

協力工房に作業を依頼すれば、別途工賃も発生してきます。


石を飾る、”石留め”や、全体を磨いてつやを出す最終工程の”ポリッシング”も、

専門の職人仲間が常時手伝ってくれて成り立っている部分もあり、

今回の特価値段で、常に販売していたら、

おそらく毎度大赤字になってしまうことでしょう。





というわけで、今回もまた長々と無駄口(無駄書き)をしてしまいましたが、

たとえ、小さなジュエリーでも、良いものを作って販売していくには、

値段の設定もさることながら、技術的な部分も含めて、

また見栄えの魅力も加えながら、

いろいろなところに工夫を施していくモチベーションが大切です。

無論、活動を支えてくれている全てのお客様や、資金的な要素もあってのことですが・・・・




ただ、儲けというビジネスに長けている人には、無縁のことでしょうが、

作ることの楽しさ、豊かさというのを味わえるのは、

限られた人だけに与えられた”幸せ”でもあります。

お金だけに執着すれば、その分、何か幸せを逃しているような気もします。



買ってくれた人、おひとりおひとりに、その素材の特性・特徴や

価値的内容を十分理解して頂いて、

このスマイルのように、誰か1人だけが笑うのではなく、

見た目的にも満足してくれて、長く楽しんで着けて頂けるように、

みんなが幸せな気持ちになれるように、

作れる側の人間として、努力を惜しみなく作品にこめようと思います。


画像



今回、↑↓写真の一点もので作った仕様は、

残念ながら、お披露目しておきながら、

すでに本日お客様のもとへと発送してしまいましたが、

これと同仕様のモデルも、今後、仕様の一つとして継続して

作って販売していく予定ですので、

もし、ご興味をお持ちいただいた方がいらっしゃいましたら、

仕様・お値段や納期など、お気軽にお問い合わせください。


お問い合わせ、ご注文は、すべてお電話で対応させて頂いています。

営業時間内(月曜〜土曜まで12時から21時まで対応させて頂きます。)



直接現品をご覧になる場合は、大体のご来訪時間をあらかじめ

お出掛け前にお電話ください。連絡無しの場合、突然の来訪には不在で

対応できないことが多いです。大変恐縮ですが、ご面倒でもご連絡をお願いします。 


大変申し訳ないのですが、こちらのブログのコメント欄、インスタグラム内の

メッセージやコメント欄から、

お問い合わせを頂く機会も多々あるのですが、ごめんなさい、対応しません。

一回のメールのやり取りでは到底終わらないですし、

ただ聞いてお仕舞いというパターンが多いのも事実ですから、営業時間内に

お電話でご連絡頂ける以外は、ご質問等にはお応えできません。

何卒ご了承願います。

 







画像





■インスタグラム

https://www.instagram.com/IVORYTOWER.JEWELRY/



◆ブログトップページ・・・一番下にスクロールして、PC版に切り替えてご覧願います。
http://ivorytower.at.webry.info/
◆工房ホームページ
http://www12.plala.or.jp/ivory_tower/



◆◆◆ 

工房の営業時間 月曜日〜土曜日 12:00〜21:00
日曜・祝日 お休み  


店舗ではなく小さな個人規模の加工所です。
ですが、ブログ掲載のこれまでの作例加工例をご覧頂ければ、
当工房の仕事の内容がご理解頂けると思っております。
尚、新規のお客様からの修理や新品磨き・メッキ加工などは
現状作業が混みあっておりますので、お断りさせて頂いています。



個人工房のため、営業時間内でも不在時多々あります。
直前・直近からのご来訪には対応できない場合もありますので、
必ず、事前にご連絡をお願いします。
天気の良い日は不在がちです。
費用や納期に関するお問合せは、
すべてお電話のみの対応とさせて頂きます。
営業時間外や休業日のお問い合わせのお電話はどうかご遠慮願います。


新規の方からの磨き・傷取り・メッキ加工のみ、特に他社製品のメンテナンスや

修理等は、現状受け付けていません。というか、時間が取れなくて対応できません。




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